JCB請求書カード払いの手数料と対象カード|2.98%(税別)・約40日・2026年4月からの法人カード審査
※この記事にはアフィリエイト広告(成果報酬型広告)を含む場合があります。確認日:2026年10月27日
結論
- JCB 請求書カード払いの手数料は、請求金額(振込金額)の2.98%(税別)です。税込では3.278%です。振込金額が1万円以下なら一律330円(税込)です(公式、2026年10月27日確認)。
- 延ばせる日数は、支払い期日が月末の請求書で「実質的に約40日」と公式に書かれています。他社が書く「最大60日」より短めです。
- 2.98%(税別)で40日延ばすと、年率に置き換えた目安は3.278×365÷40=29.91%です。60日延ばせる他社と同じ物差しで比べると高めに出ます(法律上の利息ではありません)。
- 使えるのは JCB グループのカード発行会社のカードだけです。パートナーカード発行会社のカードは対象外です。2026年4月1日から、カード番号が355で始まる大規模企業向けの法人カードは、事前申請と審査が必要になりました。
- 運営は株式会社ジェーシービーとデジタルガレージの共同です。取引先への振込はデジタルガレージが代行します。
公式の条件(2026年10月27日確認)
| 項目 | 公式の表示 |
|---|---|
| 運営 | ジェーシービーと、決済代行事業を運営するデジタルガレージの共同運営 |
| 手数料 | 請求金額(振込金額)の2.98%(税別) |
| 少額の手数料 | 振込金額が1万円以下の場合は、一律330円(税込) |
| 延ばせる日数 | 支払い期日が月末の請求書の場合、支払いを実質的に約40日先延ばし |
| 振込 | 申請を受けてデジタルガレージが振込を代行(振込日の選び方は公式ページに記載なし) |
| 対象カード | JCBグループのカード発行会社が提供するカード。JCBのパートナーカード発行会社が発行するカードは対象外。一部利用できないカードあり |
| 2026年4月1日からの変更 | 一部の法人カード(カード番号が355から始まる大規模企業向け法人カード)は、利用のための事前申請と、申請内容に基づいた所定の審査が必要 |
| 利用できない場合 | 信用状況または会員のカード利用状況、その他の事情により利用できない場合がある |
| 利用上限 | 公式ページに記載なし(カードの利用可能枠の範囲) |
取引先への通知の有無、振込名義の指定は、公式ページでは確かめられませんでした。気になる場合は申込み前に JCB へ問い合わせてください。
金額別の税込負担
| 振込金額 | 手数料(税込) | 振込金額に対する率 |
|---|---|---|
| 5,000円 | 330円(一律) | 6.60% |
| 10,000円 | 330円(一律) | 3.30% |
| 10,001円 | 327.8円(2.98%税別) | 3.278% |
| 100,000円 | 3,278円 | 3.278% |
| 300,000円 | 9,834円 | 3.278% |
| 500,000円 | 16,390円 | 3.278% |
| 1,000,000円 | 32,780円 | 3.278% |
2.98%(税別)に10%を足して計算しました(python で検算)。1円未満の端数の扱いは公式ページに書かれていないため、10,001円の行は計算上の値です。1万円ちょうどは一律330円で、1万円を少し超えると率による手数料(約328円)のほうが小さくなります。
約40日と最大60日の差を、年率の目安で比べる
JCB は「月末期日の請求書なら約40日」と書いています。他社(INVOY・Paid・マネーフォワード・Finto・支払い.com)は「最大60日」と書いています。手数料が同じくらいでも、延ばせる日数が違うと、1日あたりの費用が変わります。
年率に置き換えた目安=手数料(税込)÷支払額×365÷延ばした日数。比べるための目安で、法律上の利息ではありません。
| サービス | 手数料(税込の率) | 延ばす日数 | 年率の目安 |
|---|---|---|---|
| JCB | 3.278% | 40日 | 29.91% |
| JCB | 3.278% | 60日(仮に延ばせた場合) | 19.94% |
| マネーフォワード | 2.97% | 60日 | 18.07% |
| INVOY・Paid | 3% | 60日 | 18.25% |
| INVOY・Paid | 3% | 40日 | 27.38% |
他社の「最大60日」は、締め日の直後に決済し、引落しが遅いカードを使った場合の上限です。実際には、自社カードの締め日・引落日で延ばせる日数が決まります。同じ40日で比べれば、JCB(29.91%)と3%のサービス(27.38%)の差は、手数料率の差(3.278%と3%)だけです。
延ばせる日数は、本来の支払期日から自社カードの引落日までの日数です。数え方は延長日数の数え方、日数別の年率の表は手数料の年率換算にあります。
「約40日」はどう決まるか
延ばせる日数は、本来の支払期日から、自社カードの引落日までの日数です。公式の「約40日」の内訳(カードの締め日・引落日)は公式ページに書かれていません。目安として、締め日が毎月15日・引落しが翌月10日のカード(説明用の仮定)で計算すると次のようになります。
| 本来の支払期日 | カード決済日 | 入る締め日 | 引落日 | 延ばせる日数 |
|---|---|---|---|---|
| 2026年10月31日(月末) | 10月16日〜31日の間 | 11月15日 | 12月10日(木) | 40日 |
| 2026年10月31日(月末) | 10月15日以前 | 10月15日 | 11月10日(火) | 10日 |
この仮定のカードでは、月末期日の請求書を締め日の後に決済すると、延ばせる日数は40日になります。決済が締め日(15日)以前だと、引落しは11月10日になり、延ばせる日数は10日にとどまります。自社カードの締め日・引落日は、カードの会員ページや会員規約で確かめてください。期日が月末でない請求書では、日数を数え直す必要があります。
対象カードと2026年4月1日からの審査
JCBグループ発行のカードだけが対象
JCB ブランドのカードには、JCB グループの会社が発行するものと、提携する金融機関・カード会社(パートナーカード発行会社)が発行するものがあります。このサービスで使えるのは、JCB グループのカード発行会社のカードだけです。手元のカードがどちらかは、カード券面の発行会社の表示や、会員規約の発行者名で確かめてください。
355で始まる大規模企業向け法人カード
2026年4月1日(水)から、カード番号が355で始まる大規模企業向けの法人カードは、請求書カード払いを使う前に事前申請と審査が必要です。公式では、JCB の問い合わせフォームで「9.請求書カード払いの利用審査申請」を選んで申し込む、と案内しています。審査の基準と、結果が出るまでの日数は公式ページに書かれていません。急ぎの支払いに使う予定なら、早めに申請しておく必要があります。
カード会社の規約と請求書カード払いの関係は、請求書カード払いとカード会社の規約で説明しています。
運営の形:デジタルガレージが振込を代行
JCB 請求書カード払いは、JCB とデジタルガレージの共同運営です。利用者が申請すると、デジタルガレージが取引先への振込を代行します。Paid 請求書カード払い(ラクーンフィナンシャルとデジタルガレージ)も、デジタルガレージが関わるサービスです。料金と条件はサービスごとに違うので、それぞれの公式で確かめてください。
| 比べる点 | JCB | Paid |
|---|---|---|
| 手数料 | 2.98%(税別)、1万円以下は330円(税込) | 請求金額(税込)の3%、1万円以下は300円(税抜) |
| 延ばせる日数 | 約40日(月末期日) | 最大60日 |
| 対象ブランド | JCB(JCBグループ発行のみ) | JCB・Visa・Mastercard(一括払いのみ) |
| 振込日 | 記載なし | 申込日の翌日から数えて3営業日目以降 |
30万円の請求書で他社と比べる
よくある金額として、30万円の請求書を各社で払った場合の手数料(税込)です(各社公式の表示から計算)。
| サービス | 公式の表示 | 30万円の手数料(税込) |
|---|---|---|
| JCB | 2.98%(税別) | 9,834円 |
| マネーフォワード | 2.7%(税別) | 8,910円 |
| INVOY | 3%(非課税) | 9,000円 |
| Paid | 請求金額(税込)の3% | 税区分未確認のため税込総額を掲載せず |
| 支払い.com | 一律4%(税別、税込4.4%) | 13,200円 |
30万円では、JCB はマネーフォワードより924円、INVOY・Paid より834円高くなります。手数料の差は1,000円以内ですが、延ばせる日数(約40日と最大60日)の差のほうが、年率に置き換えた目安には大きく効きます。手元のカードが JCB グループ発行のカードだけなら、ほかのサービスでも JCB ブランドが使えるか(INVOY・Paid・マネーフォワード・Finto・支払い.com はいずれも JCB に対応)を確かめて比べてください。
100万円を払う場合の計算例
月末期日の請求書100万円を JCB 請求書カード払いで払い、約40日延ばす場合:
- 手数料:1,000,000×2.98%=29,800円(税別)、税込32,780円。
- カードで決済される額:1,032,780円(利用可能枠がこの額とほかの利用分の合計以上必要)。
- 年率に置き換えた目安:32,780÷1,000,000×365÷40=29.91%(法律上の利息ではありません)。
- 参考:日本政策金融公庫の基準利率の下限(年4.05%、令和8年10月1日現在、無担保・税務申告2期済)で同じ40日だけ借りたとすると、利息は1,000,000×4.05%×40÷365=4,438円です。ただし融資は審査と日数がかかり、40日だけ借りることは通常ありません。
融資・ファクタリングと同じ条件で比べるときは請求書カード払いの費用比較ツールで、サービスに「JCB:2.98%(税別)」を選び、日数に40を入れてください。
使う前に確かめること
- カードが JCB グループ発行か(パートナー発行は対象外)。
- カード番号が355で始まる法人カードなら、事前申請・審査を済ませたか。
- 請求書の期日が月末か(月末でなければ、延ばせる日数を自社カードの締め日・引落日から数え直す)。
- 支払額+手数料が利用可能枠に収まるか(カード枠)。
- 取適法の対象取引で発注側として使う場合、受注者への支払期日は延びない(取適法と請求書カード払い)。
よくある質問
Visa や Mastercard のカードは使えますか?
JCB 請求書カード払いの対象は、JCB グループのカード発行会社が提供するカードです。Visa・Mastercard のカードで請求書を払いたい場合は、INVOY・Paid・マネーフォワード・Finto・支払い.com など、ほかのサービスの対象ブランドを確かめてください(8社の比較)。
355で始まる法人カードで、審査の前に使えますか?
公式は、2026年4月1日から事前申請と所定の審査が必要としています。審査を済ませないと使えないものとして準備してください。審査にかかる日数は公式ページに書かれていません。
1万円以下の請求書は割高ですか?
1万円以下は一律330円(税込)です。1万円の請求書なら3.3%、5,000円なら6.6%で、率で見ると高くなります。少額の請求書は、各社の最低手数料を比べてください(少額請求の最低手数料)。
JCB が提供しているなら、カードの規約上の問題はありませんか?
カード会社自身が提供している点は、ほかのサービスとの違いです。ただし公式は「信用状況または会員のカード利用状況、その他の事情により利用できない場合があります」とも書いています。実在する取引の請求書の支払いに使うことが前提です。規約との関係は請求書カード払いとカード会社の規約で説明しています。
関連記事
出典
- JCB 請求書カード払い(2026年10月27日確認)
- Paid 請求書カード払い(2026年10月27日確認)
- マネーフォワード 請求書カード払い(2026年10月27日確認)
- INVOY「請求書カード払い」(2026年10月27日確認)
- 日本政策金融公庫「金利情報」(令和8年10月1日現在の利率)
月額だけでなく、総額と条件も見てみよう。